手外科とは
当院は、手に関係する範囲を中心に診察、検査、治療等を行っていく整形外科になります。
主な対象部位としては、肘、前腕、手首、手のひら、手指(指先)が診療範囲で、これらで起きたとされる、病気や外傷(ケガ)、何らかの症状について対応いたします。
そもそも手というのは、物をつかむことをはじめ、文字を書いたり、スマートフォンを操作したり、炊事や洗濯をしたりするなど、日常生活のあらゆる状況で用いられています。
そのため、これらの部位で痛みやしびれ、動かしにくさなどを感じるようになれば、仕事や家事などにも大きな支障をきたすことになります。
なお手外科は、骨や関節はもちろん、腱や靭帯、神経なども含め、手や腕を動かすのに必要な部位を幅広く診療していきます。
以下の症状に心当たりがあれば、一度当院をご受診ください。
- 肘、手首、手、手の指に痛みがある
- 手指を曲げ伸ばす際に引っかかりを感じる
- 朝起きた際に指がこわばるなどして動かしづらい
- 手や指にしびれを感じている
- 細かな物をつかむことが困難である
- ペットボトルの蓋を開けるなどすれば、親指の付け根が痛みだす
- 手首や指に腫れがある
- 手指の関節が変形してきている
- 手に力を入れることができず、物を落とすことが多い
- 転倒して手をついた際の痛みが続いているので何とかしたい
- スポーツや仕事の最中に手や指を痛めてしまった
- 突き指をしてしまった など
手外科で対応する主な疾患
手外科で行う検査について
医師が自らの手を動かすなどして、患者さまにみられる症状の有無や異常所見などを調べていく徒手検査で、ドケルバン腱鞘炎や手根管症候群などの診断をつけることもあります。
診療範囲の骨や関節の状態を調べたい場合はレントゲン検査(X線撮影)を行い、骨折(ヒビを含む)や変形の程度などを確認していきます。
また、腱や腱鞘の動きや腫れ、しこりの有無などを調べる際は、超音波検査を行います。
このほかにも、手のしびれを訴えられている場合、末梢神経に微弱な電気刺激を加えていき、その反応を見ることで、神経にどのような問題があるかを調べる神経伝導検査などがあります。
手外科で行う治療について
原因疾患や症状の程度、患者さまの年齢やライフスタイルなどによって、治療内容は異なります。
状態に応じて、患部を安静にさせたり、日頃の生活習慣を見直したりするほか、薬物療法(内服薬、外用薬)をはじめ、装具やサポーターを用いた患部の固定、痛みや腫れを和らげるための注射療法(腱鞘内注射・関節内注射 等)、運動療法などのリハビリテーションを組み合わせるなどして、症状の改善を図るようにしていきます。
上記の保存療法だけでは改善が困難、神経障害や外傷等がきっかけで手の機能が非常に低下しているということであれば、手術療法を検討していくこともあります。